こんにちは。さーしです。今回は怖くも切ないホラー漫画、『りんたとさじ』について紹介していきます。
【りんたとさじ】のあらすじ・概要
霊視できちゃう系男子・リン太とリン太に首ったけ系女子・サジ！二人が遭遇する数奇なホラーストーリーが一話完結形式で描かれています。雰囲気的にはけっこうコメディ色が強い反面、がっつりホラーかましてくるので、暗すぎず明るすぎずの良い塩梅。
【りんたとさじ】の登場人物
サジ：本名の佐藤順子を略してサジ。彼氏であるリン太に命名され、それきっかけでフォーリンラブしてしまう独特の恋愛観を持つ。気持ちが昂るとモノを噛む癖があり、他人んちの階段だろうとリン太の服だろうとところかまわず噛む。
リン太：サジの大学の同期であり彼氏。メガネをかけた痩身イケメン。いわゆる「見える人」で、霊を目の当たりにするのは日常茶飯事といった感じである。験かつぎに超うるさい、癖つよ霊感ボーイ。
【りんたとさじ】の見どころ
「怖い」と「切ない」が同時に味わえる！
ホラーとはつまり幽霊のお話で、大体が「死」にまつわりますよね。死んだはずの者がさまよえる魂となり人間に危害を加える…これは怖い。しかし「死」に対して人が抱く感情は恐怖だけではありません。それは「悲しみ」です。大切な人を失った悲しみは残された者の心を容赦なく引き裂くでしょう。
『りんたとさじ』はホラーとしての怖さのツボも押さえつつ、死んだ人や残された人の執念や狂気、心の弱さから来る奇行にフォーカスを当てており、読後は単に「怖かったなー」ではなく「怖かったけど、なんとなく切なかったな」という気持ちにさせられます。
ちなみにブログ主のおすすめの話は、「鳴く人」です。
現実と非現実が混じりあうような感覚
『りんたとさじ』の世界では登場人物（主にサジ）が精神攻撃を受け、不思議な世界へご招待されます。祖母の記憶を追体験したり、自分がヘビの化物に変身したり。現実世界で霊現象が起こっているかと思いきや、いつの間にか異世界に入りこんでいて独特な感覚を読み手に与えます（今敏監督が手がけたアニメ映画『パプリカ』の世界観に似ています）。
一話完結かつ全1巻だから読みやすい
全1巻の短編なのでちょっと空いた時間に買って読むのがおすすめ。一話完結型なので好きなときにキリよく読み進められます。
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【りんたとさじ】のまとめ
以上が『りんたとさじ』の漫画紹介でした。『りんたとさじ』の内容をざっくりまとめると以下の通り。
・ホラーの怖さだけでなく切ない読後感が魅力
・現実世界から異世界へ引きずりこまれる感覚が面白い
・全1巻なので簡単に読める
『りんたとさじ』はドラマのようなメディア化もされておらず、あまりメジャーな作品ではないようですが、Amazonレビューでも高い評価を得ている隠れた名作と言えるでしょう。すでに有名なホラー作品をほとんど読み尽くした方には、ぜひ『りんたとさじ』のような新しい作品に挑戦してみることをお勧めします。最後までお読みいただき、ありがとうございました！
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