こんにちは。今回は手に汗にぎるデスゲーム、『クリムゾンの迷宮』を紹介していきます。
【クリムゾンの迷宮】のあらすじ・概要
藤木芳彦が目を覚ましたとき、そこに広がっていたのは見覚えのない景色だった。赤褐色の岩壁。異様な蒸し暑さ。錯乱する記憶。手元にはわずかな食料と飲み水、そして…ひとつの携帯ゲーム機。ゲーム機は彼にこう告げる。『火星の迷宮にようこそ』。
メッセージは尚も続く。『ゲームは開始された。無事に迷宮を抜け出てゴールを果たした者は約束通りの額の賞金を勝ち取って地球に帰還することができる』。藤木には何が何だかわからなかった。わかるのはこれがまぎれもない現実であるということと、何かとんでもないことに巻き込まれてしまったという感覚だけ。「どうして俺がこんな目に遭わなければならないんだ!?」
やがて藤木は自分以外にも8人の参加者がいることを知り、これは最後のひとりが生き残るまで終わらないゼロサムゲームであることを確信する。精神力と判断力がものを言う、命を懸けた極限のデスサバイバルが始まろうとしていた。
【クリムゾンの迷宮】の登場人物(ゲーム参加者)
藤木 芳彦(ふじきよしひこ):物語の主人公。バツイチ33歳。会社がつぶれてホームレスに。そんな中やっとアルバイトに受かったと思ったら、デスゲームに参加させられるかわいそすぎる男。基本マジメで思慮深く、慎重に行動する性格。
大友 藍(おおともあい):本作のヒロイン。お胸と背の大きいキレイ系女子。職業、エロマンガ家。ひょうんなところから藤木と行動をともにすることとなり、彼が困ったときは的確にサポートする。
野呂田 栄介(のろたえいすけ):元先物取引会社のセールスマン。42歳。七三分けにメガネとスーツ姿のいかにもサラリーマンでございという出で立ち。参加者のまとめ役的存在。
安部 芙美子(あべふみこ):40後半くらいのスーパーヒステリックおばさん。若さと美貌を兼ね備えていることへの妬みなのか、とかく藍を敵視する。
船岡 茂(ふなおかしげる):30前半ぐらい。競艇狂いで会社の金に手を出してクビになったというファンキーな男。見た目も小チンピラ感満載。
加藤 高道(かとうたかみち):元中学校教師の51歳。ワンダーフォーゲル部の顧問経験あり。関西弁の参加者最年長。
楢本 真樹(ならもとまさき):29歳フリーター。良く言えばシュッとしたクールガイ。悪く言えば陰気なアンガールズ田中。
妹尾 純一(せのおじゅんいち):31歳、多重債務者。2メートル近いガタイの良さと短髪頭にはスラダンの魚住を彷彿とさせられる。けっこう気性荒いし名前に『純』入っているし、魚住の生まれ変わり説あるかもしれない。
鶴見 克哉(つるみかつや):年齢不詳。元出稼ぎ労働者。ガタイもそこそこ。余計な口はきかない、寡黙なダンディおじさん。
【クリムゾンの迷宮】の見どころ
恐怖と興奮の連続!極上のスリラー作品
もともと原作の小説も二周するぐらい好きな作品で、コミカライズの本作を読んでも「やっぱり面白い!」と思いましたね。映画の『CUBE』や『バトルロワイアル』といったデスゲーム好きには本当おすすめ。
デスゲーム系のストーリーは大雑把に分けて二種類あります。ひとつは何らかのクリーチャー的存在から逃げる、あるいは戦う(例:『GANTZ』)もの。そしてもうひとつは参加者同士で争うもの。そこへいくと、本作『クリムゾンの迷宮』はどちらの要素も持っているのが特徴です。
参加者との心理戦、日本とはかけ離れた環境でのサバイバル、プレイヤーの命を脅かす化物の存在。うーん、こうやって状況を整理するとあらためて深刻な状況であることがわかります。わけのわからないままこんな狂ったゲームに放り込まれた主人公・藤木の心情は推して知るべしですが、それでも知恵と知識を総動員し何が何でも生き残ろうとする彼の姿には勇気をもらえます。
ラストの盛り上がり方なんてそれはもうすごい。参加者、クリーチャーとの最終決戦。迫られる選択。たったひとつのミスが命取りになりかねない極限の状態。そして決着の後、それまでに張られた伏線を一気に回収しなぜこんなとてつもなく手の込んだことが行われたかの全貌が明らかになります。
あと何が怖いって、主催者側の顔がまったく見えない。人権をガン無視して一般人をさらってくるわ、鬼畜の所業としか思えない罠を張るわでとにかく悪意の塊みたいな連中なんだけど、全然物語の中で姿を現さないのが不気味です。「カイジ」の兵藤和尊みたいなおじいちゃんが「クックック、愚民どもが苦しむ姿は最高だ!」みたにふんぞり返ってるシーンとかもない。影も形もないからこそこの悪魔で構成されたような組織に対する恐怖が膨れ上がります。
現実と非現実を行き来しているような不思議な感覚
このデスゲームは異世界に飛ばされたとかメタバースみたいなバーチャル空間で行われているわけではありません。日本ではないどこかにぶち込まれてムリヤリ殺し合いを強いられる、蟲毒みたいなことをさせられているのです。
普通にプレイしていれば現実感を失うことはないでしょう。しかし運営側による携帯ゲーム機やアイテム使った演出、別世界のような空間、他人との命の奪い合いという異常な状況が正常な感覚を狂わせる。そういう風に運営側が仕向けるのです。
読者としても、画風は写実的というかリアルな感じなので読み始めは現実感があるのだが、そういった諸々の設定が機能していくにつれ現実世界からファンタジーに変わっていくような不思議な感覚に陥ることとなります。
全3巻なのですぐに読める
この『クリムゾンの迷宮』、400ページ近くある原作小説を読むとなるとけっこう時間がかかるでしょう。しかし漫画のほうは重要な部分をギュッと詰め込んでいるうえに、全3巻と短めの構成なのであっという間に読めてしまいます。長めの小説を読むのはちょっとな~と思う方はまずこちらのコミカライズから読んでみてはどうでしょう?
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【クリムゾンの迷宮】のまとめ
以上が『クリムゾンの迷宮』の漫画紹介でした。描写や展開、セリフまで原作に忠実で、未読の人はもちろん既読の人も楽しめる内容になっています。デスゲーム系が好きな方にはたまらない本作品、最高に面白いのでぜひ読んでみて下さい。
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