こんにちは。さーしです。皆さんはホラー漫画『地獄先生ぬ~べ~』で印象に残っているエピソードはありますか?
そんなわけで、今日は昔懐かしぬ~べ~の怖い話ベスト5について書いていこうかと思います。手垢がつきまくってぺとぺと感満載なランキング!だがそれがいいッ!
あくまで個人的主観によるランキングであり、ファン投票とかそういうのを集計したわけではないので悪しからず。それでは5位から見てきましょう。
第5位 【#113 異次元の落とし穴】
単行本13巻(文庫版9巻)収録。空間に出来た「異次元の裂け目」から唐突に襲ってくる、妖怪なのか悪霊なのかもわからない謎の存在のお話。最後に一瞬だけ見せた姿は宇宙人ぽかったが明言はされないまま物語は終わる。この正体不明かついつどこから襲ってくるかも知れない神出鬼没さがくそ怖い。しかも異次元に連れ込まれた物体(もちろん人間も例外ではない)は強制的に「裏返る」というオマケつきである。なんだこいつC-MOONか?素数を数えて落ち着くんだ!
とりまぬ~べ~が追い払ってくれたが異次元の魔物が死んだ描写はなく、標的にされた広くんはその後もこいつの影に怯えながら暮らしていたのではないかと思うと不憫でならない。余談だが、作中にも出てくる「フィラデルフィアのテレポーテーション実験」を検索したら背筋も凍る思いがした。
第4位 【#73 七人ミサキの巻】
単行本9巻(文庫版6巻)収録。見た目は山伏の恰好をした名前の通り七人の仲良しグループ妖怪。生前に悪事を働いた輩が悪霊の集合体となり、互いが互いの怨念で縛られている為成仏できない。だが特例として自分が生前行った悪事と同じことを他人にされると成仏できるという。それでも七人ミサキは絶対に七人でないと嫌らしく、仲間内でひとりでも成仏したら誰でもいいから引きずり込んで欠員を補充するというどちゃくそ迷惑な連中である。ヤンキーとかって仲間意識めっちゃ強いもんね。
だが悪人善人問わず無差別に引き込もうとするもんだから、善良な市民としてはたまったものではない。もしそういう人が引き込まれたらそれこそ永遠に成仏できないじゃん…。ブログ主が引き込まれたらすげえパシリとかに使われそうだ。頼むからカースト高めな奴から狙ってくれ。
第3位 【#129 ブキミちゃんの巻】
単行本15巻(文庫版10巻)収録。洒落怖の「猿夢」といい、夢に出てくる系の怖さといったらない。このブキミちゃん、生前はたいそう意地悪な子でクラスメイトの持ち物を隠しては悦に入っていたそうな。そんで自分は交通事故にあって死ぬのだが轢かれた際にハーモニカがどこかにいってしまったという。以降誰かの夢に出ては「お前が私のハーモニカ隠したんやろ」と因縁をつけ、無理矢理探しに行かせるのだ。
しかし夢に出てきた時点で即死というわけではなく、道順を教えてくれそれを間違えずにハーモニカまでたどり着ければセーフという、ゲームとしての公平さは守ってくれる模様。ていうかどこにあるのか知ってるなら自分で取りいってくれ。とりあえず初手三色の門があるから赤い門を通ることだけ覚えておこう。
第2位 【#236 & #237メリーさんの巻(前後編)】
単行本27巻(文庫版18巻)収録。霊能力者が死後悪霊となった、子供のサイコゴースト。経文も白衣霊縛呪も効かないという、マジに無敵な幽霊。超有名なホラー小説「リング」に出てくる貞子に似てるかも。このメリーさん生前は教室で霊能力を披露するも「なんだこいつ気持ちわりー!」と心無いキッズにいじめられてしまう。最期には大切にしていた人形をバラバラにされるという悪行が決定打となり、自殺に追い込まれたかわいそうな霊。以降無差別に人間を狙い、バラバラになった人形のパーツを探させ、ひとつでも見つけられなかったらその部分(見つけられなかったのが足なら足、手なら手)を引きちぎって人形の一部にしてしまうという激ヤバ亡霊として現世を漂う。
何がヤバイって人間が唯一対抗できる霊力を無効化されるのが一番怖いと思う。実際に著名な霊能力者が除霊失敗して殺されてるらしく、そんなん成す術ないやんけ!後期の絵柄でさえトラウマレベルであり、これを初期~中期のガチ絵柄で描かれていたらと思うとゾッとする。
第1位 【#50 赤いチャンチャンコの巻】
単行本6巻(文庫版4巻)収録。ぬ~べ~の怖い話といえばこれを語らずにどうするといったばちくそトラウマ回。赤いちゃんちゃんこの霊は元は内気な少女であり親の仕事の都合による転校続きで友達ができなかった。次第に学校でいじめられるようになり、誰にも相談できないまま自らの首を切って孤独に死んだというメリーさんばりにかわいそうな幽霊。キャプ翼の岬くんはそんなことにならなくて良かったね…。
それからというものの学校に現れては「赤いちゃんちゃんこ、着せましょか」という問いに答えた生徒を血まみれにして殺す無差別復讐鬼となるわけだが、まずとにもかくにもビジュアルが怖い。初期のホラー全開絵柄で描かれた見開きどアップは、当時の読者の心に恐怖を刻み込むのに十分だったといえよう。あと個人的には「着せましょか」という言い回しも地味に怖い。これが「着せてあげようか?」とかだったらまだ少女感があるというか。「着せましょか」は妖怪感が際立ってくそ怖いんですよ。
【地獄先生ぬ~べ~】の怖い話ベスト5 終わりに
いかがだったでしょうか?既読の方にとっては「まぁ妥当なんじゃない?」といった感じでしょうか。ちなみに【地獄先生ぬ~べ~】は何年も前にアニメ化されているのですが、今回記事にした話の中では『ブキミちゃん』しか映像化されていません。なんでだろう、あまりに怖すぎるのはクレーム来ちゃうのかな?あの頃少年だった大人向けにまたアニメ作ってほしいですね。『祈って』おこうかな……今後のリメイクアニメ制作を……。
それでは本日はこのへんで。お読みいただきありがとうございました!
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