単刀直入に言おうッ!【少年のアビス】の漫画紹介を開始するッ!
【少年のアビス】のあらすじ・概要
主人公の黒瀬令児は地方在住の高校生。家庭内に問題を抱え、過去の因縁に囚われたまま小さな町で暗く憂鬱な青春を送っていた。ある日令児は推しのアイドルである青江ナギと出会い、彼女と「心中」することを夢見るようになる。
【少年のアビス】の登場人物
黒瀬 令児(くろせれいじ):本作の主人公。引きこもりの兄と認知症の祖母、それらの世話に疲弊する母親との四人暮らし。母親ゆずりの端正な顔立ちを持ち、本人もそうと知らずに周囲の人間を魅了する。アイドルで筆おろしし、柴ちゃん先生の処女を奪うヤリチンボーイ。心に闇を抱えている。
柴沢 由里(しばさわゆり):令児が通う高校の担任。生徒からは「柴ちゃん先生」と呼ばれている。令児が好き。真面目な性格で教職を淡々とこなしている一方で心に闇を抱えており、令児と関係を持つことによって人としてのタガが外れ始める。令児の為ならどんな犠牲もいとわないぶっ飛んだ行動に及ぶ、本作のやばいやつ筆頭。
峰岸 玄(みねぎしげん):令児の幼馴染。地元で有力の建設会社の息子であり、一見輝かしい未来が待っているように見えるが心に闇を抱えている。令児が好き。小学校の頃はいじめられている令児やチャコを助けるヒーローだったがある事件をきっかけに悪堕ちし、今度は逆に令児を虐げるようになる。
秋山 朔子(あきやまさくこ):令児の幼馴染。実家の店が「秋山茶舗」なのでチャコと呼ばれている。令児が好き。頭が良く名門女子高に通う。性格は明るく令児の良き友人であるが、ご多分に漏れず心に闇を抱えている。初期のうちは本作における最後の良心のように思えたが、途中から壊れ始める。
青江 ナギ(あおえなぎ):アイドルグループ「アクリル」のメンバー。令児が好き(?)。自分の意志を持たず人に頼まれことは基本的になんでもする。心情の描写が少なく、何を考えているのか正直よくわからないキャラ。令児の童貞を奪う。
黒瀬 夕子(くろせゆうこ):令児の母親。家族が問題山積みの中健気に働く薄幸の美人母、と見せかけて一番やばい闇を抱えている。令児に対して歪んだ愛情を持っている。
似非森 耕作(えせもりこうさく):夕子と因縁を持つ小説家。一時期は町で暮らしていたこともあり、青江ナギを連れて町に舞い戻る。作中では「ヘタレ」「クズ」「リアルで出会っちゃダメな人」などとボロカスに言われており、そしてやっぱり心に闇を抱えている。
【少年のアビス】の見どころ
柴ちゃん先生による愛ゆえの暴走が面白い
本作「少年のアビス」に登場するキャラクターはとにかくアクが強い。スタンド使いは引かれあう法則と似たような力が働いているのか主人公の住む町にはやべー奴らが集結しており、その中でも一際異彩を放つのが「柴ちゃん先生」こと柴沢由里である。
教師の身でありながら生徒の令児に恋をしてしまった柴ちゃん。初登場時の清楚なイメージはどこへやら、一晩で闇属性が覚醒してしまう。その燃え上がる情動は誰にも止められない!家庭訪問と称して令児を待ち伏せ!恋敵を罠に嵌め、歓喜の鼻歌を披露!思いがけず車で誰かを轢いてもひとまずは令児優先!……さ、さすが柴ちゃん。俺たちにできないことを平然とやってのけるぜ。
非常に直情的な性格をしており、フットワークが激軽なので突飛のない行動で展開をグルングルン回してくれる。読者としても柴ちゃん先生が登場すると「次は何しでかすんだ!?」とわくわくさせてくれる起爆剤のような存在だ。
バトル、ヒューマンホラー、ロマンス、ミステリー等の色々な要素を持つ
ブログ主的には、登場キャラの人格を形成する原因となった過去の事件を追っていくミステリー色が濃いのかな、と思うが他にも様々な顔をのぞかせる本作品。
まずはロマンス。これはスーサイドラブストーリーというジャンルらしいのでまぁわかる。主人公をめぐる愛憎劇。令児ママと似非森との過去。そして未だなおベールに包まれている謎の女ナギと令児の関係はどう着地するのか…等も今後の見どころである。
次にバトル。このバトルというのはあくまで雰囲気的なことである。暴力シーンやそれに伴う流血描写もあるはあるが、そんなにしょっちゅう肉弾戦が行われるわけではない。主に女性同士の心理的な戦いやプレッシャーのかけあい、そういうものがさながら能力バトルのような緊張感をまとっているのである!
そして最後にヒューマンホラー。個人的にはここの要素が一番好き。どこが好きかというと、みんな光属性を持っていながらのっぴきならない事情によって闇属性に堕ちていく姿が拝めるという部分だ。基本的に根っからの悪人だったりイカれたサイコ野郎みたいなのは存在せず、自分たちが住む「町(社会)」という怪物に翻弄された結果の哀しいストーリーに仕上がっている。キャラクターが堕ちていく姿や本性があらわになるシーンが好きな人はおすすめ。
登場人物の個性が強い
本作では2巻までで主要人物が出揃い、新キャラがほとんど出てこない。にも関わらず読者を飽きさせることなく話を展開し続けるのがすごいと思う。ストーリーが面白いのももちろんだが、それだけキャラクターひとりひとりが個性豊かで魅力的だから十分に場を回すことが出来るのだろう。
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【少年のアビス】のまとめ
以上が「少年のアビス」の漫画紹介でした。田舎独特の閉塞感や重々しいストーリーが特徴的な本作品、少しでも気になったらぜひ読んでいただけたらと思います。
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