【アイゼンファウスト 天保忍者伝】のあらすじや見どころ紹介！

　単刀直入に言おうッ！【アイゼンファウスト 天保忍者伝】の漫画紹介を開始するッ！

【アイゼンファウスト 天保忍者伝】のあらすじ・概要

時は天保12年、舞台は江戸。伊賀忍者・箒天四郎の住む町は腐りに腐っていた。汚職……拝金主義……恐喝……。「もう見てられん、ワシが江戸をクリーンな町にしてみせる！」と息巻く南町奉行の鳥居耀蔵の猛烈な正義感に天四郎は感動し、配下となって悪党どもに天誅を下していく。原作は山田風太郎先生の小説『忍者黒白草紙』。

【アイゼンファウスト 天保忍者伝】の登場人物

【アイゼンファウスト 天保忍者伝】の見どころ

突き抜けたバカさ加減が面白い！

この漫画は面白い。出会えて良かったと心底思えるような作品だと思う。それを踏まえて言うが、この漫画の真骨頂は「バカ」である。すっげえ下らないことを超真剣に描いてるから、それがもう面白くてたまらない。具体的な一例として天四郎と空也のおバカバトルを以下で紹介しよう。

天四郎VS空也！

空也が鳥居耀蔵の誘いを蹴ったことを発端に、二人の戦闘が始まった。入浴中だった為お互いに素っ裸だが、天四郎には必殺の糸がある。対して武器を持たない空也は小便を勢いよく大量噴射して対抗。小便によりロウソクの火が消え、暗闇の中で両者は対峙した。天四郎は糸の結界を張り獲物がかかるのを待つ。しかし空也もまた相手の汗と彼がひっかけた小便の臭いを頼りに天四郎の位置を捕捉していた。なんという忍術の応酬……！まばたきすら許されない緊張感が走る。だが、ある人物の行為によりその均衡は崩れることとなる。

その人物の名は『お兆』。鳥居耀蔵が「任務遂行したら褒美として好きにしていいよ♡」と天四郎の労をねぎらう為に用意した、心を持たない絶世の美女だ（天四郎は真面目な童貞なので申し出を断る）。風呂場に居合わせたお兆は暗闇の中、するすると天四郎に接近。するとどうだろう、天四郎のチ●ポがお兆の口に吸い込まれていくではないか。21年間童貞を守り通した天四郎にとっては想像を絶する刺激である。それだけではない。片手でチ●ポを相手しながらもう一方の手で天四郎のケツ穴をいじくるというスペシャルコースをご提供だ。これ今戦闘中なんだよね？

「ちゅぱちゅぱレロレロ」という卑猥な音が響く中、天四郎の動きが止まる。今空也に狙われたら一巻の終わり。だが、空也もまた微動だにしない。快楽の激流に耐えている天四郎の手に、糸の結界に何かが引っかかる感触が伝わる。それは、勃起した空也のチ●ポだった。空也はその一部始終に目を奪われ、棒立ちのまま自らの棒を立たせていたのだ。

「そこか！空也ッ」
「！」

～fin～

ちなみに1巻のあとがきによると、この漫画はMiChao!編集部内で「チ●ポ漫画」と呼ばれていたらしい。どういうカテゴリーだよ。

エロとアクションの勢いがすごい！

表紙を見てもらえればわかる通り、めちゃくちゃエロい。ただしシチュエーションが独特すぎて実用的かどうかは人による。作者の長谷川先生も「忍者漫画のつもりがどんどん変態エロ漫画になってます」と言うくらいエロの要素が多く、そこに忍術だとか特殊性癖、長谷川先生の画力もあいまって勢いと迫力がすごいことになっている。

一方でグロテスクなシーンも結構あったりします。そもそも天四郎の技が暗殺に長けているということもあり、糸を使って肉体を縫いつけて奇形にしたり切断したりと、悪党にかける情けはないと言わんばかりにバンバン殺していく。劇画調で描かれるアクションシーンはとてもパワフルで読みごたえがあるし、流血や惨殺などのグロシーンが好きな人にはそういった点でもおすすめだ。

全4巻なのでサクサクっと読める！

媒体であるMiChao!自体が短期間で終了してしまった為、本作「アイゼンファウスト」も全4巻で一旦完結することとなる。なので通勤や通学途中で簡単に読めてしまうが、電車の中で読むのはあまりおすすめしない。絶対に笑ってしまうから。

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