こんにちは。さーしです。今回は、押切先生が描く伝説のサイコホラー
『ミスミソウ』について紹介していきます。
【ミスミソウ】のあらすじ・概要
押切蓮介先生によって描かれた救いようのないサイコホラー漫画。県外から引っ越してきた春花は「よそ者」扱いを受け壮絶ないじめに遭っていた。いじめはとどまることを知らずとうとう春花は自宅に火を放たれ、唯一の心の支えであった家族を奪われてしまう。恐ろしいことにその後も尚いじめの手を緩めようとしない鬼畜どもに春花は……
2007年-2009年にかけて『ホラーM』（ぶんか社）で連載。作者は「ハイスコアガール」や「ゆうやみ特攻隊」で有名な押切蓮介先生。コミックスは通常版（全3巻）と完全版（上下巻）があり、購入するなら描き下ろしが追加されている完全版がおすすめ。完全版は電子書籍の場合、全6巻として販売されている。
【ミスミソウ】の登場人物
野咲 春花（のざき はるか）：本作の主人公。大津馬中学校の三年生であり、半年前に転校してきた心優しき美少女。学校で強烈にいじめられているうえに、そのかわいさから変態がすり寄ってくる。押切先生の描く女の子キャラはかわいすぎるから仕方ないっちゃ仕方ない。クラスメイトに家族を焼き殺され、復讐の鬼と化す。
相場 晄（あいば みつる）：春花のクラスメイトであり彼女の良き理解者。自然をこよなく愛するイケメンキャメラマン。
小黒 妙子（おぐろ たえこ）：春花のクラスメイト。女子グループのリーダー的存在であり率先して春花をいじめる。春花に「学校来るな」と言っておきながら、いざ来ないとなるといじめられっこ予備軍を使って学校に来させようとする、かまちょ系女子。
佐山 流美（さやま るみ）：春花のクラスメイト。いじめグループの一員でありいじめられっこ予備軍。ぬ～べ～に出てくる「赤いちゃんちゃんこ」の生まれ変わりみたいな妖気漂う風貌をしている。他者への依存が強く、一目置かれる為なら犯罪行為もためらわない承認欲求の化身。お母さん聖人なのになんでこんな子になっちまったんや…
南 京子（みなみ きょうこ）：春花のクラス担任。どれだけ目の前で春花がいじめらていようとも我関せずの姿勢を貫く。放任主義というよりは単に生徒を恐れているだけであり、大勢に詰められると胃が逆流してDIOに迫られた花京院みたいになってしまう。この人なんで教職についたんだ…と思ったが、最後のほうでなるほどなーとなった。
【ミスミソウ】の見どころ
クラスメイトのほとんどがイカれてる
物語の舞台である大津馬中学校は少子化と過疎化が進み、廃校を目前に控えた地方の中学校。田舎のコミュニティというのは排他的・閉鎖的で陰湿ないじめが起こることがままある…というのは聞いたことがあるが、こと大津馬中学校に関してはそんなレベルではない。自らの欲求や感情表現の為なら殺人もいとわない、キレた連中が集まる魔の学校である。こいつらクスリでもやってるんじゃないかと思うくらい常軌を逸した行動を取るが、残念ながら全員シラフときたもんだ。
上述のような狂った若者が織りなすバトルロワイアルなのでとかく流血が絶えません。しかも力任せにぶん殴ったり刺したりするもんだから必然殺し方もエグくなるので、そういうのが好きじゃないという方は注意した方がいいかもです。
一話目から展開がフルスロットル
初っ端からアクセル全開で春花をいじめるクラスメイト達。机に暴言を彫られるなんてものは序の口で、普通にボーガンの矢が飛んできて脇をかすめたりする。それもういじめとかじゃなくて殺人未遂だよ！
挙句の果てには春花の自宅に火が放たれるという大事件が起きるが、彼らの良心は尚もノーダメらしくさらに春花を追い詰めようとする。「人の心とかないんか？」と思う一方で「え、一発目からこれ！？この先どうなっちゃうの？」とページを繰る手が止められない。
春花の覚醒っぷりがスゴイ
対象が自分だけならいざ知らず、家族にまで手をかけた悪辣非道な連中にとうとう春花が修羅と化す！ここで普通の復讐系漫画ならば主人公が闇にまぎれてひとりずつ確実に暗殺していく、というのがセオリーだが、春花の場合、自分からは仕掛けない。依然として群がってくるクソどもをひとり残らず返り討ちにするカウンター型リベンジャーである。
それも非力さを策略でカバーするとかではなく純粋にフィジカルで圧倒する。見るからにか弱そうな外見とは裏腹に、いざリアルファイトとなると致命傷を負わずに相手を仕留める戦闘の天才だったのだ。的確に急所をついてぶち殺す、精密動作性Aクラスの復讐鬼。それが野咲春花である！
全20話で中だるみしないまま、あっという間にクライマックスへ
本作はとにかく勢いがすごい。豪快なアクションシーン、繊細な心理描写、息もつかせぬ展開が読者を退屈させないままラストシーンまで連れて行ってくれる。上下巻だと一冊は分厚いものの全20話と長すぎずかつ難しい話は一切ないからあっという間に読めてしまう。面白い漫画は読みたいけどそこまで時間をかけたくないという人におすすめです。
【ミスミソウ】の映像化について
『ミスミソウ』は2018年に実写映画化されています。
メインヒロインの春花役をつとめるのは、同じく実写映画『ゴールデンカムイ』でアシリパを演じた若き女優・山田杏奈さん。実写映画を観たい！という方は以下からどうぞ。
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【ミスミソウ】のまとめ
以上が『ミスミソウ』の漫画紹介でした。『ミスミソウ』の内容をざっくりまとめると以下の通り。
・展開のスピードが早くスリリング
・豪快なアクションシーンが魅力的
・鬱漫画が好きな人におすすめ
・ドロドロした人間関係が面白い
押切先生の作品といえばコミカルな描写が多いですが、今作はまったくありません。久しぶりに鬱漫画が読みたいな～と思う方はぜひ一度読んでみてください。最後までお読みいただき、ありがとうございました！
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コメント
I do agree with all of the ideas you have introduced
in your post. They are very convincing and will definitely work.
Still, the posts are very brief for beginners.
May you please prolong them a bit from next time?
Thanks for the post.